広島県の産業廃棄物処理業の許可権者は、広島県・広島市・福山市・呉市の4自治体です。自動車・鉄鋼・造船が集積する中国地方最大の製造業県であり、排出される品目も製造系の比重が高いのが特徴です。

許可権者は4自治体

事業の所在地許可権者
広島市内広島市
福山市・呉市内各中核市
上記以外の県内広島県

積替え保管を行わない収集運搬業の許可は都道府県に集約されているため、運搬のみなら県の許可でカバーされるケースが大半です。処分業・積替え保管ありの収集運搬業は上記4自治体に分かれます。

広島の産廃事情:製造業県の品目構成

広島には自動車(マツダ)、鉄鋼(福山の製鉄)、造船(呉・因島など)といった重厚な製造基盤があり、汚泥・金属くず・廃プラスチック類・廃油・がれき類など製造系品目の処理需要が大きい県です。RPF固形燃料製造や食品リサイクルなど、資源化ルートを持つ業者の層も厚くなっています。

代表例として、府中市に本社を置きRPF製造・食品リサイクルを展開するオガワエコノスなどがあります。県内の主要業者は日本地図から探すで確認できます。

県の税・条例

  • 産業廃棄物税:埋立(最終処分)を対象に処理業者が特別徴収する方式。埋立量を減らせば負担も減るため、分別・リサイクルが節税に直結します
  • 実地確認:全国では約20自治体が条例等で義務化しています。義務の有無にかかわらず実地確認を委託管理に組み込むのが実務の定石です

業者の探し方

  1. 産廃情報ネット「さんぱいくん」で許可・優良認定を確認
  2. 所在地の許可権者(広島県・広島・福山・呉)の名簿と行政処分情報を確認
  3. 一般社団法人広島県産業資源循環協会の会員検索
  4. 許可証の確認ポイントに沿って原本を確認

掲載は公開情報にもとづく一般的な解説です。許可・税・条例の最新の運用は、広島県・各市の公式情報でご確認ください。


参照:廃棄物の処理及び清掃に関する法律 第14条、環境省 国内外の税制のグリーン化の状況

よくある質問

広島市内の業者の許可は、県の名簿で確認できますか?

できません。広島市は政令指定都市のため独自に許可を出しています。福山市・呉市(中核市)も同様です。事業所の所在地に応じて、県または各市の名簿・許可証を確認してください。

広島県に産業廃棄物税はありますか?

あります。広島県は産業廃棄物の埋立(最終処分)を対象とした産業廃棄物税を導入しています(処理業者が特別徴収する方式が一般的)。税率・免税点などの詳細は県の公式情報でご確認ください。

県内で最終処分まで完結できますか?

品目によります。製造系品目の処理インフラは厚い一方、最終処分は県内・近県の処分場に分かれます。委託前に、収集運搬業者の許可区域と、マニフェストE票・契約書で最終処分場所を確認してください。

本記事は2026-07-21時点の法令・公開情報にもとづく一般的な解説です。個別の判断は、管轄の都道府県・政令市または専門家(行政書士・弁護士等)にご確認ください。